手術前夜
仕事バッタバタ。
娘さん、いつもより遅くなってごめんよ。
21時以降は絶飲絶食なので、帰宅してすぐ残り物のおでんを食べた。
味の染みた大根をねだる娘…あなたもう夕飯おわってるじゃないのよ。笑
で、食べ納めたつもりが、22時にピノを一粒。明日への景気付け!
今日は眠いから寝てしまおうかな。
日帰り入院の準備は明朝でいいよね、持ち物なんて特に指定されてないし。
生理のナプキンと予備の下着くらい?
あとはヒマ潰しの本と、携帯予備バッテリー。
あー、モヤモヤ。早く終わってほしい。
それと、朝は車で行って、帰りがダメそうなら翌日取りに行くことにしよう。
この喉づわりと、ゆるくずっと続いてる気持ち悪さともサヨナラできるのは嬉しい反面、やっぱり複雑な心境。
せっかく来てくれたのにね。
明日はもしや胎芽や心拍みえちゃう?
ネットで見てると可能性ゼロではないみたいよ?
そしたら…
いや、それはないな。
うん、ない。
とりあえずゆっくり今日は寝よう。
なんも考えたくない。
しかしまぁ私はドライなのか、それとも覚悟できていたからなのか?
もし流産が続いたら、そのときはどーなっちゃうのかな。声をあげて泣いたりするのか。
うーん、つぎは元気な赤ちゃんを産む予定だから、そんなこと考える意味もないな。
よし、毛抜きして寝よう!
おやすみ!
お母さんのお腹にひっついて、今夜はゆっくりおやすみね。
自然に出てくるのを待ってあげられないことだけは、ほんとにごめん。